アイキャッチ画像は https://sega.jp/mdmini2/soft/sonic-the-hedgehog-cd.html より引用
前置き
メガCD用ソフト「ソニック・ザ・ヘッジホッグCD」(以下「本作」と記載)を紹介します。
なお筆者がプレイしたのはメガドライブミニ2版です。メガCD版と差異があるかもしれませんがご了承ください。
- ソニックシリーズが好きな人(ソニックシリーズが初めての人には、ソニック・ザ・ヘッジホッグ1か3がオススメ)
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | ソニック・ザ・ヘッジホッグCD | |
ハードウェア | メガCD | |
ジャンル | アクション | |
プレイ人数 | 1人 | |
公式HP | こちら (メガドライブミニ2版のサイトです) |
ゲーム説明
概要
本作はメガドライブから続く「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」シリーズの第3作目です。
他の作品との発売順序は次の通りです。
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
- ソニック・ザ・ヘッジホッグCD(本記事で紹介する作品)
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ3
- ソニック&ナックルズ
ソニック2と3の間に発売された作品であり、システムは1や2とよく似ています。
本作唯一の特徴として「タイムワープ」というシステムがあります。
これはゲーム中に特定のアクションを起こすと過去や未来の時代に行くことができるもので、全ステージに過去、現代、未来の3つが用意されています。
別の時代に移動するとステージ構成が変わる他、ステージのデザインが自然豊かになったり機械化されたりする変化もあります。
なお本作には、のちの作品に数多く登場する「エミー」と「メタルソニック」が初登場する作品のため、ソニックファンであれば遊んでおきたい作品かと思います
システム
本作は王道の2Dアクションゲームであり、マリオシリーズのように各ステージのスタート地点からゴール地点までを目指すゲームです。
基本操作は従来作品(ソニック・ザ・ヘッジホッグ1,2)と殆ど同じで、移動とジャンプ(兼、攻撃)だけのシンプルなものです。
2Dアクションゲームとしてのソニックシリーズの特徴は、スピード感とステージの広大さです。
スピード感についてはソニックを知っている人ならご存じだと思いますが、操作キャラクターであるソニックの移動速度が速く、加えて、方向キーを押しっぱなしでもある程度は自然にステージを駆け巡れるようになっているため、操作しているだけでも爽快感を得られます。
ステージの広大さについて、よくある2Dアクションゲームはステージのスタートからゴールまで一本道ですが、ソニックシリーズはステージが上下に広く、プレイヤーの好きなルートを使ってゴールを目指します。
文字では分かりづらいと思いますので下図を参考にしていただければと思います。なおこの図はかなり簡略化して描いており、実際には上下左右巡るルートもあり複雑です(ルートが複雑なだけでありゲームが複雑な訳では無い)。
この図を見ていただくと分かるように、1度遊んだだけではステージの3分の1程度しか遊べておらず、次に遊んだ時には別ルートでステージクリアを目指す楽しみ方が残されているので、1周だけでなく何度も遊べる作りになっています。
更に本作の特徴として「タイムワープ」というシステムがあります。
これはステージ内で特定のアクションを起こすと過去や未来の時代に行くことができるもので、全ステージに過去、現代、未来の3つが用意されています。
別の時代に移動するとステージ構成が変わる他、ステージのデザインが自然豊かになったり機械化されたりする変化もあります。
このシステムのおかげで、1つのステージに3つのマップが用意されており、更にやり込み甲斐が増しています。
オススメポイント
広大なステージ、そして様々なギミック
前述の「システム」にも書きましたが、本作は2Dアクションゲームとしてステージがかなり広大であり、1つのステージをクリアするだけでも様々なルートを選べることや、3つの時代のステージが用意されているので、何周遊んでも飽きないほど広大です。
更に、ステージ毎に異なるギミックが用意されており、ステージによって攻略の仕方が変わるため、プレイヤーを飽きさせないようになっています。
本作は今(2022年時点)の2Dアクションゲームと比べても全然古さを感じない完成度の高いゲームだと思います。
BGMがとても良い
ソニックシリーズはBGMの良さでも有名だと思っていますが、本作も例に漏れずBGMがとても良いです。
特に、本作ではBGMにボーカルが取り入れられました。
ゲームによってはボーカルが目立ちすぎてゲームに集中できないものもありますが、本作のボーカルはBGMとして丁度良い程度の採用であり、ゲームの雰囲気にとてもよく馴染んでいます。
ソニックシリーズのBGMが好きな人は、本作を遊ぶ機会が無くても動画サイト等でBGMを聞くだけでもオススメです。
気になった点
システムを理解するまでは面白さが分かりにくい
本作はステージのギミックに癖があり、初見では1つ1つにストレスを感じるため、慣れるまではあまり爽快感を得られません。
面白さが分かってくるのは全ステージを1周クリアしてからになるかと思います。
加えて、本作独特のシステムである「タイムワープ」は、少々ゲームのテンポを悪くするシステムなので最初は何が面白いのか分からないと思います。
このシステムの面白さが分かってくるのは真エンディングを目指そうとしたときだと思いますが、そこまでやり込むつもりがなければ面白さが分からないまま終わると思います。
このように、始めは面白さが分かりづらく徐々に面白さが分かってくる、俗にいう「スルメゲー」の部類かと思います。
本作に面白さを期待している場合には、ぜひ真エンディングまで目指すつもりで遊んでほしいと思います。
総合的な感想とまとめ
今回は「ソニック・ザ・ヘッジホッグCD」を紹介しました。
筆者が初めて本作を遊んだのは10年ほど前でしたが、当時はあまり面白さが分からず、逆にストレス要素が多かったためクリアする前に辞めてしまいました。
しかしメガドライブミニ2が発売したことをきっかけに本腰を入れて遊んだところ、1周クリアする頃には本作の魅力が分かり、「かなり面白いゲーム」と思うようになりました。
本文内にも書きましたが、本作は「スルメゲー」であり、それも後からかなり濃い味が出るスルメゲーなので、とてもセガらしい作品と言えます。
ソニックシリーズやセガが好きな人は、もし興味があれば遊んでみてはいかがでしょうか。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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