アイキャッチ画像は https://store.steampowered.com/app/304430/INSIDE/?l=japanese より引用
前置き
インディーゲーム「INSIDE」(以下「本作」と記載)を紹介します。
- 謎解きアクションアドベンチャーが好きな人
- 短時間で楽しめるゲームを探している人
- 暗く、考察の余地があるストーリーが好きな人
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | INSIDE | 読み方は「インサイド」 |
ハードウェア | Nintendo Switch, PlayStation 4, Xbox Oneなど | |
ジャンル | アドベンチャー | ゲームの進行は横スクロールアクション |
プレイ人数 | 1人 | |
公式HP | こちら |
ゲーム説明
概要
本作は横スクロールの謎解きアクションアドベンチャーゲームです。
ストーリーは殆ど説明が無く、操作キャラクターである”少年” が進む奇妙な世界を見てプレイヤーが考察する内容となっています。
謎解き要素もストーリーと同じく説明が一切ないのですが、閃きで分かる丁度良い難易度になっています。
そのため、ゲームに説明されることなくプレイヤーの意思で進めている感覚を強く味わえ、これぞゲームの魅力だと思える作品となっています。
ストーリー
本作で説明されるストーリーは、ゲーム紹介に書かれている次のものだけです。
追われに追われて一人きり、少年はいつのまにか闇のプロジェクトの中枢に引きずり込まれていた。
https://store.steampowered.com/app/304430/INSIDE/?l=japanese
これ以上の説明はゲーム中にもなく、操作キャラクターである“少年” が進む奇妙な世界を見てプレイヤーが考察することになります。
例えば次の場面では、背景で人間が怪しい動きで行進しているのですが、これだけでも「このゲームに登場する人間は普通ではない」と理解できます。
システム
本作はストーリーの説明が殆どないのと同様に、システムの説明もありません。
しかし操作はシンプルで、移動・ジャンプボタン・アクションボタンだけであり、怪しいものがあればアクションボタンを押すとそのものに応じたアクションが行われるので、大切なのはプレイヤーの閃きだけです。
例えば足場が必要という場面では、動かせそうな箱の近くでアクションボタンを押すことで箱を掴み移動させ、足場にすることができます。
なお難易度的には「死にゲー」であり、例えば、少年を追う大人に捕まるとか、監視ライトに見つかるといったことでミスとなります。しかし復活ポイントが細かく設定されているのでストレスは感じないと思います。
「こうするとミスになるから、どう回避するか」を考え、プレイヤーの閃きで解くことが本作の魅力だと思います。
本作は謎解きがメインであり、場面場面に登場する仕掛けを解き進んでいくことでエンディングを目指します。
オススメポイント
謎解きの難易度が程よくて気持ちいい
本作が謎解きメインのゲームであることは先ほども述べましたが、一切説明が無いにも関わらず少し頭を使えば解けるものばかりなので、謎解きの難易度がとても気持ちいいです。
例えば次の場面も説明が一切ないのですが、光と影、そして背景の怪しいロボットを見るだけで、「このライトに当たると駄目なので物陰に隠れながら進めばいい」ということが直感で分かると思います。
筆者は本作を遊んでいていると「謎解きの気持ちよさはゼルダの伝説並み」だと感じました。そしてゼルダの伝説ほどボリュームは無く気軽に楽しめるので、謎解きゲームが好きな人にオススメしたいゲームだと思いました。
ストーリーやシステムの説明が無いからこその楽しさ
本作はストーリーもシステムも殆ど説明がありません。
これは決して悪いことではなく、説明が無いからこそ、プレイヤーが自らストーリーを考察し、直感で謎解きをしていくことで、ゲームを遊んでいる感覚をより強く得ることができます。
また説明が無い分、テンポが非常によいことも本作の良さです。
「ゲームはシンプルで面白いものが好き」という人に本作はオススメです。
気になった点
特になし。敢えて言うとボリュームの少なさ
筆者としては本作には気になった点(悪い点)は見当たりませんでした。
ただ敢えて挙げると、人によってはボリュームの少なさが気になるかもしれません。
本作は「今ゲームの何パーセントをクリアしているか?」がゲーム上で分かるため、ボリュームはネタバレにならないと判断し記載しますが、ゲーム慣れしていない人でも2時間もあればクリアできるボリュームです。
ボリュームが少ないからこそ、ストレスを感じることも少ないのも本作の良さだと思いますが、ボリュームを求める人には物足りないと思います。
総合的な感想とまとめ
今回は「INSIDE」を紹介しました。
昔からインディーゲームとして有名なのでいつか遊びたいと思い、最近セールで安かったので購入したのですが、遊んで良かったと大変思える作品でした。
ちなみに本作には、前作に当たるゲームに「LIMBO」というものがあります(制作者が同じなだけで、内容に繋がりはありません)。
LIMBOは、INSIDEと非常によく似たゲームですが、グラフィックが荒いこと(発売された時代的に仕方ないこと)、アクション要素が強く即死トラップが多いことから、万人には勧めづらい作品でした。
しかし今回紹介したINSIDEはこれらが改善され、更には謎解きの気持ち良さが強まったため、万人にオススメできる作品になったと思います。
本作はセールを狙えば200円ほどで購入できるので、少しでも興味がありましたら是非遊んでほしい作品です。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
コメント