アイキャッチ画像はamazon(www.amazon.co.jp/dp/B00NFCD6S8) より引用
前置き
ニンテンドー3DSソフト「鉄道にっぽん!路線たび 叡山電車編」(以下「本作」と記載)を紹介します。
なお本作には、Nintendo Switch版、PlayStation 4版、Steam版があり、それぞれ内容が微妙に異なるようです。本記事ではそこまでの内容は触れませんのでご了承ください。
- 叡山電車に馴染みがある人
- 京都の景色をゲームで味わいたい人
- 電車シミュレーターが好きな人
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | 鉄道にっぽん!路線たび 叡山電車編 | |
ハードウェア | ニンテンドー3DS | Nintendo Switch版、PlayStation 4版、Steam版もありますが、それぞれ内容が微妙に異なるようです。 |
ジャンル | 鉄道運転シミュレーション | |
プレイ人数 | 1人 | |
公式HP | こちら |
ゲーム説明
概要
3DSで発売されている「鉄道にっぽん!路線たび」シリーズの1作品です。
このシリーズは作品毎にテーマとなる電車があり、プレイヤーは運転手として鉄道の走破を目指します。 ざっくりいうとタイトーの「電車でGO!」によく似たゲームです
システム
本作は実写映像を使っており、実際に電車に乗っているかのような風景を見られることが魅力です。
線路沿いは市街地や山の中ばかりで観光スポットは殆どありませんが、叡山電車に馴染みのある人であればこの日常風景がむしろ本作の魅力に繋がると思います。
なお実写映像は電車の進行に合わせて進むものであり、もし電車を停車させると映像が止まるような仕組みとなっています。
用意されているゲームモードは次のとおりです。
- 区間走行モード
- 全線走破モード
- フリー走行モード
3つのモードのうち最初から選択できるのは区間走行モードのみで、他のモードはゲームをクリアしていく中で解禁されます。なお各モードの解禁は後述「モードの解禁が難しい」に記載しています。
いずれのモードも叡山電車の始発駅(出町柳駅)から終着駅(鞍馬駅)までを走行することができます。
区間走行モードは各駅の区間が1エリアとなっており、停車駅に時間通り到着できたかと、停止位置からずれずに停止できたかによって評価が行われます。 良い評価を取るとその駅にちなんだ観光情報が解禁され「資料室」モードで閲覧できるようになります。
全線走破モードは、区間走行モードが各駅ごとに評価されるのに対して、始発から終着までを通して走行した後に全体の評価が行われます。
このモードには「昼間走行」と「夜間走行」があり、夜間走行では有名な「もみじのトンネル」のライトアップを見ることができます。
フリー走行モードは時間制限や評価がなく自由に運転が出来るモードです。
運転においてプレイヤーは次の操作ができます。
- マスコン ・ブレーキ
- 警笛
主な操縦はマスコンとブレーキによる加速と減速です。
警笛は適した場面で使うと加点がありますが、使わなくてもゲームクリアは出来ます。
オススメポイント
叡山電車の再現度が高い
本作は映像は実写ですし、運転中に流れるアナウンスは(恐らく)叡山電車で流れているものそのものなので、実際に電車に乗っているかのような体験をすることができます。
逆にゲーム的な派手な演出はありませんが、ただただ落ち着いて電車の風景を楽しみたいという人には本作はオススメです。
電車シミュレーターゲームにしては難易度は易しめ
電車シミュレーターゲームというと「電車でGO!」が有名ですが、電車でGO!と比べると本作の難易度はかなり易しいです。
例えば、電車でGO!では急ブレーキをすると減点されますが本作ではそのような減点は無いので、速度調節のための急ブレーキを気軽に行えます。
といっても、そもそも電車シミュレーターに慣れていないと操作から難しいと思いますので、”電車シミュレーターゲームにしては” 易しめという理解をしていただければと思います。
気になった点
モードの解禁が難しい
本作には「区間走行モード」「全線走破モード」「フリー走行モード」が用意されていますが、このうち最初から遊べるのは「区間走行モード」のみです。
他のモードの解禁は次の通りとなっています。
モード名 | 解禁条件 |
---|---|
全線走破モード/昼間走行 | 区間走行モードを終着駅まで遊ぶ。 |
全線走破モード/夜間走行 | 全線走破モード/昼間走行で最高ランク「叡電マスター」を取る。 |
フリー走行モード | 全ての「特典」を獲得する(「叡電マスター」獲得や「資料室」全開放が必要)。 |
途中から条件に出てくる「叡電マスター」ですが、これを取るための条件がかなり厳しいです。
具体的な条件は不明なのでざっくり説明すると、停車駅にほぼ到着予定時刻どおり到着し、かつ、停止位置もほぼ正確に合わせるということを14駅連続で成功させないといけません。
ゆったり楽しめそうな見た目と裏腹に、全てのモードを遊ぼうと思うとかなり実力が求められるゲームとなっています。
画質が良くはない
3DSの能力の関係だと思いますが、本作は実写を使っているとはいえよく見ると画質が荒く、もっと鮮明な映像だったら良かったなと思います。
下図は公式サイトに掲載のゲーム画面なのですが、周りにある文字と比べて景色がぼやけていることが理解いただけると思います。
実写映像が魅力なのにその画質が良くはないのは少し残念なのですが、画質を求める人は映像がクオリティアップしているPS4版を遊んでいただければよいかもしれません(PS4版の公式サイトはこちら)。
総合的な感想とまとめ
今回はニンテンドー3DS版の「鉄道にっぽん!路線たび 叡山電車編」を紹介しました。
筆者は叡山電車に馴染みがあるので本作を楽しめましたが、ゲームとしての面白さよりもシミュレーターとしての面白さが大きいので、もともと叡山電車に興味がある人向けのゲームだなというのが正直なところです。
しかし叡山電車に興味がある人であれば、これほどリアルに叡山電車を再現したゲームは他にないので、ゲームに興味が無い人であっても楽しめるゲームだと思います。
ちなみに電車シミュレーターゲームは値下がりしないことが常なのですが、本作はダウンロード版のセールを狙えば格安で購入できるので、気になっている人はセールを狙うことをオススメします。
当記事執筆時点では 200円で購入可能です(2022.8.31(水)23:59まで。最新情報は こちら をご確認ください)。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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