(アイキャッチ画像の出典:オトメディウスX)
前置き
Xbox 360ソフト「オトメディウスX(エクセレント!)」(以下「本作」と記載)を紹介します。
なお後述しますが、本作はアップデートの適用前後でかなりゲームが変わります。
この記事はアップデート適用後のものをメインにゲームを紹介します。
- 前作「オトメディウスG」が好きな人
- 登場するキャラクターが好みの人
- グラディウスやパロディウスが好きな人
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | オトメディウスX(エクセレント!) | |
ハードウェア | Xbox 360 | |
ジャンル | シューティング | |
プレイ人数 | 1~3人 | オフライン・オンラインともに複数にプレイ対応 |
公式HP | 公式サイトは閉鎖していますが、waybackmachine上にアーカイブがありましたのでそれを紹介します。 こちら | 現在でもXboxのサイト上にちょっとした紹介はあるのでリンクを載せます。 こちら |
ゲーム説明
概要
本作は「オトメディウスG(ゴージャス!)」(以下「前作」と記載)の続編です。
前作はアーケードゲームの移植と追加要素を収録した内容でしたが、本作は家庭用ゲームとして作られた完全新作となります。
基本的な内容は「グラディウス」や「パロディウス」のような横スクロールシューティングです。
なお本作も前作も「グラディウス」シリーズではありますが、本作は前作よりも更に多くのコナミのキャラクターが登場するため、遊んだ感覚はかなり「パロディウス」に近いです。
例えば下記の画像では、操作キャラはアーンヴァル(武装神姫)、敵キャラはテトラン(グラディウス)、背景にはFALSION、月風魔伝、ツインビー(いずれも同名のゲーム)のように、大量にコラボしています。
ストーリー
前作から数か月後が舞台であり、宇宙から地球に迫る強大な”闇の力”に対抗するため、天使達が再度戦います。
システム
前作と同様ですが、システムは「グラディウス」や「パロディウス」と同じく、ショットボタンによる攻撃と、集めたパワーアップアイテムを消費してスピードアップ、オプション、レーザーなどを武器を獲得し、ステージ最後にいるボスキャラを撃破することが目的です。
キャラクターは(初期状態で)7人から選ぶことができ、それぞれで使用できる武器が異なります。
なお前作にいた唯一の男性キャラクター「エモン・5」はいなくなり、操作キャラクターは全員女性キャラクターになりました。
カスタマイズ要素として、特定の敵を倒すことで新たな武器が手に入り、次回のプレイから装備することができます。
前作は1プレイすると武器が1つ手に入るシステムだったので、比較すると武器が格段に入手しやすくなりました。
本作の無料アップデートによる違い
本作は2011年9月26日に配信された無料アップデートによりかなりゲームが変わりました。
詳細は公表されていないようですが、よく言われている変更は次のものです。
- 一部効果音が大きかった問題が解消
- 自機の当たり判定が大きくなった
- 自機攻撃力ダウン(もしくは敵の防御力アップ)による難易度上昇
1はかなり重要な改善でして、アップデート前は特定のショット音や敵の撃墜音が耳障りなほど大きかったのですが、それが解消され快適にプレイできるようになりました。
2は、アップデート前は敵弾にわざと当たりたくても当たらないくらい小さな当たり判定でしたが、アップデート後は当たり判定が大きくなり当たりやすくなりました。
これは他のシューティングゲームであればプレイヤーに不利な変更ですが、グラディウスシリーズでは自機のバリアをわざと壊して新しいバリアを張りなおすテクニックがあるため、このアップデートは一長一短です。
3はアップデートによりかなり敵が硬くなり、特に後半にステージでは敵を意識して集中攻撃しないと倒せないことが増えた印象です。
アップデート内容はプレイヤーにとって不利になるものばかりですが、このおかげで歯ごたえある難易度になりました。
もし当ブログ以外でも本作の情報を調べられる場合、アップデート適用の有無によって情報は大きく異なると思いますで、気を付けて情報収集していただければと思います。
オススメポイント
シューティングゲームとしてボリュームは十分
アーケードゲームの移植だった前作は、周回プレイで楽しめるとはいえ、メインのモードが1プレイ3ステージ、時間にして20分ほどで終わってしまうボリューム不足を感じるものでした。
しかし本作は家庭用に作られた完全新作だけあって、家庭用シューティングゲームとしてボリューム十分な1プレイ45分ほどの内容になっています。
また、操作できるキャラクターが多いことや様々な武器が使用できるため、全体として大変満足なボリュームになっています。
「オトメディウス」の世界がよりよくわかる
前作は元がアーケードゲームだったからか、ゲームの世界観やキャラクターの説明があまりなかったように感じます。
しかし本作は、ストーリーに沿ってゲームが進むこと、前作と比べてより多くのキャラクターが登場すること、キャラクターのセリフが多く各キャラクターの性格が分かることなどから、前作と比べるととても世界観がとてもよく分かるようになりました。
またそのような要因から、本作は味方キャラクターも敵キャラクターも生き生きしているように感じられます。
気になった点
後半のステージで撃墜されると立て直しが困難
グラディウスシリーズは、いくらパワーアップしていても自機が撃墜されてしまうとパワーアップが全て取り消されてしまいます。
このシステムがあるため、後半のステージで撃墜されてしまうと難易度が高いステージの中を初期装備で攻略しないといけなくなり、パワーアップが揃う前にまた撃墜され初期装備に戻るというループに陥ります。
これはグラディウスシリーズでは定番のことではありますが、他のゲームと比べるとかなりシビアなシステムなので、気になった点としました。
総合的な感想とまとめ
今回は「オトメディウスX(エクセレント!)」を紹介しました。
前作「オトメディウスG(ゴージャス!)」はシューティングゲームにしては珍しいステージ選択制だったのに対し、本作は一般的なシューティングゲームと同じ決められたステージを順番に進むシステムになったため、とても馴染みやすくなったと思います。
なお次回のブログでは「オトメディウスG」と「オトメディウスX」の比較をテーマにする予定ですので、オトメディウスシリーズの購入を考えている方に参考にしていただけると幸いです。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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