(アイキャッチ画像は公式サイトより引用)
前置き
ニンテンドーSwitchソフト「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」を紹介します。
- ゼルダシリーズが好きで、より深く世界観を知りたい人
- 王道なアクションアドベンチャーゲームを遊びたい人
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD | |
ハードウェア | ニンテンドーSwitch | 原作はWiiの作品。本作は移植作。 |
ジャンル | アクションアドベンチャー | |
プレイ人数 | 1人 | |
公式HP | こちら |
ゲーム説明
本作はWiiで発売された「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」のニンテンドーSwitch移植作です。
移植に伴い、ニンテンドーSwitchに合わせて操作方法の変更とグラフィックの向上がされています。
ゲーム内容は他のゼルダの伝説シリーズ(以下、「ゼルダシリーズ」)と同じく、謎解きメインのアクションアドベンチャーです。
ストーリーはゼルダシリーズの時系列の中で最も古い時代を描いており、これは公式サイトでも大々的にアピールされているくらいの本作のウリです。
ゲームは空に浮かぶ島「スカイロフト」が舞台です。
スカイロフトでは多くの人が暮らしており、朝と夜のそれぞれの時間帯で変わる住民の生活を観察することができます。
スカイロフトからは「ロフトバード」の乗って空に飛び立つことができます。
空は自由に飛び回れる他、あちこちに点在する島の施設を楽しむことができます。
空から下を眺めるとある雲の途切れ目から大地に降りることができ、大地では従来のゼルダシリーズのようにダンジョン探索とモンスターとのバトルがメインになります。
ストーリー冒頭での事故により大地に落ちてしまったゼルダを探すため、大地を探検することが本作の主な目的です。
ゲームの操作方法は2つ用意されています。
1つはJoy-Conを使った体感操作ができる「モーション操作」。これはJoy-Conを振ることで攻撃したりする、原作Wii版に近い操作です。
もう1つはボタンとスティックだけですべての操作ができる「ボタンオンリー操作」。これは一般的な3Dアクションゲームのようにボタンとスティックのみで操作できます。
操作方法はいつでも好きな時に変更できます。
もともとはWiiの作品だということあり、攻撃方法にはかなりの特徴があります。
最も特徴的なのは剣を振って攻撃する操作です。
「モーション操作」の場合はJoy-Conを振る方向、「ボタンオンリー操作」の場合はRスティックを倒す方法によって、縦・横・斜め斬り、そして突きの攻撃を使い分けることができます。
また、横攻撃だけでも、左から右、右から左の攻撃を使い分けられます。
本作に登場する敵の殆どは隙を見せている方向からの攻撃しか喰らわないので、雑魚敵相手でも1戦1戦頭を使う戦闘をすることになります。
オススメポイント
ゼルダの伝説シリーズのはじまりが分かるストーリー
本作のウリはなんといっても、ゼルダの伝説シリーズの時系列の中で最も過去の時代を描いていることであり、公式にも大々的にアピールされています。
それだけウリにされているだけあり、ゼルダシリーズの重要な人物やアイテムの起源が分かる内容になっており、シリーズの世界観を知るためにとても重要な作品となっています。
また、プレイヤーとしては起源が明かされるまでに様々な試練を乗り越えないといけないので、そのぶんゼルダシリーズへの思い入れが強まってきます。
筆者は本ブログを書くために本作を少し遊びなおしたのですが、そのときに「この作品は遊んでよかった」と思えるくらい、本作への思い入れが強くなっていることを感じました。
謎解きの楽しさはさすがゼルダ
ゼルダシリーズというと謎解きが楽しいシリーズですが、本作もその楽しさは健在です。
更に、本作はシリーズの他の作品と比べても謎解きのバラエティに富んでおり、そしてヒントは多すぎず少なすぎずの適切な量なので、自分で閃いて解いた時の快感がとても大きいと感じました。
ゼルダシリーズの謎解き要素が好きな方は、本作も楽しめると思います。
気になった点
「モーション操作」の操作感がいまひとつ
本作の操作方法の1つである「モーション操作」はWii版での操作を再現しようとした操作方法で、Joy-Conを振ることで剣による攻撃を行ったり、Joy-Conをテレビ画面に向けることでポインターを表示させメニュー等の選択が行えるのですが、Wii版の操作を再現するにはかなり無理があったのか操作感がいまひとつに感じました。
特に気になったのはJoy-Con操作の軸がよくずれることです。
Joy-Conをテレビ画面の中心に向けてYボタンを押すことで「この向きがテレビの中心」ということを覚えさせ、Joy-Conをテレビ画面に向けたときにはその向きを軸としてポインターが表示されます。
しかしこの軸はJoy-Conを振っている間にすぐにずれてしまい、頻繁に軸の調整が必要です。
どのような場面でもボタン一つで調整が可能なのですが、せっかくモーション操作で直感的にゲームを楽しみたいのに、すぐに軸がずれてしまうのでゲームに熱中する妨げになっているように感じます。
本作の操作説明をみるとWii版の操作もできてお得に感じるかもしれませんが、「モーション操作」には過度の期待をしない方がいいと思います。
探索できる世界が狭い
本作は他のゼルダシリーズと比べると探索できる世界が狭く感じました。
次の地図はWii版公式サイトからの引用です。
各地域ごとに細かく地名が分けられているので少なく見えないかもしれませんが、大きく分けると、空、森、砂漠、火山の4つ地域であり、これが本作で訪れる場所のほぼ全てです。
ゲームのボリュームは十分にあり、ダンジョンの数もおそらく従来の作品と比べて多いのだと思いますが、探索できる地域が少ないためとても世界が狭く感じました。
まとめ
今回は「ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD」を紹介しました。
何度も書いていますが、本作のウリはゼルダシリーズの時系列の中で最も過去の時代を描いていることであり、これに期待されているなら本作はとても楽しめると思います。
しかしゲーム内容はゼルダの面白さはあるものの、操作性の問題と世界の狭さがあり、誰にでもオススメできる作品ではないなと感じました。
本作をオススメできるのはゼルダシリーズが好きな人であり、そのような人であればゼルダシリーズをより深く知ることができるので是非遊んでもらいたいと思います。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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