前置き
ゲームボーイソフト「カエルの為に鐘は鳴る」を紹介します。
- 短時間で楽しめる名作を遊びたい人
- レトロゲームが好きな人
製品情報
項目 | 内容 | コメント |
ゲーム名 | カエルの為に鐘は鳴る | |
ハードウェア | ゲームボーイ | |
ジャンル | アクションRPG | |
プレイ人数 | 1人 | |
公式HP | こちら |
ゲーム説明
本作は1992年にゲームボーイで発売されたアクションRPGです。発売して30年経っていますが今でも根強いファンが多い作品です。
ゲームの雰囲気は任天堂の公式動画をご覧いただければご理解いただけると思います。
ゲーム内容を簡単に紹介します。
ゲームジャンルについては、前述の「製品情報」の項目でアクションRPGとしましたが、アクション要素が強めの作品です。
本作には、フィールドを移動する見下ろし型の場面と、ダンジョンを攻略する横スクロール型の場面の2つがあり、横スクロール型の場面では移動する足場を乗り移るといったようなアクションが必要となります。
敵との戦闘は、フィールドおよびダンジョンにいる敵に触れると始まります。
戦闘は「プレイヤーの攻撃」→「敵の攻撃」→「プレイヤーの攻撃」(先攻がプレイヤーか敵かはランダム)と順番に攻撃を行うもので、戦闘が始まると全自動です。
攻撃にはミスやクリティカルといった運要素はなく、同じ敵との戦闘であれば基本的に同じ結果になります。
なお本作には経験値の概念はありません。プレイヤーの能力はアイテムによって永続的に上がる形式で、例えば「ライフストーン」というアイテムを入手すると最大HPが上がります。
本作の特徴として、主人公は人間の姿意外にカエルやヘビに変身することができます。
それぞれの姿で出来ることが変わります。
基本的には人間の姿で操作をすることになります。
人間の姿では武器や防具が使えるので戦闘で強いほか、様々な道具を使ってダンジョン攻略をすることになります。
主人公は水の中に入るとカエルに変身します。
カエルの姿では非常に高いジャンプが出来るので、ダンジョンでの移動で活躍します。
戦闘では殆ど非力ですが、虫系の敵相手であれば触れるだけで勝利し、さらに体力が回復します(虫を食べているという設定)。
主人公は道具の「温泉タマゴ」を使うことでヘビに変身します。
ヘビの姿では弱い敵に触ることで敵を痺れさせブロックにできます。ブロックは押したり乗ることができ、ダンジョン攻略に必要な足場として利用できます。
なおヘビの姿は戦闘では殆ど非力です。
本作を実際に遊んでみると、人間、カエル、ヘビの姿を使い分けてダンジョンを攻略するといったパズル要素もあるように感じました。
オススメポイント
ストーリーがとにかく良い
本作はとにかくストーリーが良かったです。
大筋としては主人公である王子がお姫様を助けに行く王道ストーリーなのですが、少しお調子ものだけど熱血で嫌みが全くない主人公をはじめ、よきライバルである別の国の王子、次々に登場するユニークなキャラクターが達が、ゲームを飽きさせることなく最後まで気持ちを盛り上げてくれました。
これは完全に個人の感想になりますが、この素晴らしいストーリーだからこそ本作は未だに名作だと言われているのだと思いました。
当時のゲームにしては大変親切
本作が発売したのは1992年なのですが、今(2022年)遊んでも不便を感じないくらいゲームが親切なのが素晴らしかったです。
例えば、ゲーム中訪れることになる各町には掲示板があり、それを確認すると次の目的が書かれているので、目的を忘れてしまっても迷わないようになっています。
他のゲームだと2000年前後の作品であっても目的を忘れてしまうと迷子になるゲームが多い印象なので、本作の親切さは時代を先取りしているなと思いました。
気になった点
慣れていないとゲームオーバーになりやすく、戻し作業が面倒
本作は慣れていないとゲームオーバーになりやすいと感じました。
基本的に製作者の意図通り進んでいれば戦闘ではゲームオーバーになることは殆どないのですが、間違った道に行くと急に敵が強くてゲームオーバーになってしまう場面があります。
また、ダンジョンでは触れると即死のトラップ(マグマや針)があり、少し操作を誤るとすぐゲームオーバーになります。
ゲームオーバーになると最寄りの町まで戻されるのですが、場合によっては長い道のりをやり直さないといけないため、数多くゲームオーバーになるとストレスを感じてしまうかもしれません。
まとめ
今回は「カエルの為に鐘は鳴る」を紹介しました。
1992年に発売した本作を筆者は2022年になってようやく初プレイしました。つまり発売から30年経ってからの初プレイです。
プレイ前は、本作の評判が良いのは思い出補正が大きいのかと思っていましたが、遊んでみると思い出補正が無い私でもとても楽しむことができ、本作の面白さは本物だと思いました。
大変古いゲームですが、もし何らかのきっかけがあって本作に興味を持たれている場合には、今遊んでも十分お楽しみいただける作品だと思います。
このゲーム紹介が誰かの役に立ちましたら嬉しく思います。
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